2024/3/25（月）にグッドカンパニークラブ東京の第3回が開催されました。
今回は株式会社リクルートにて唯一のCS・ESアドバイザーを務められている山田修司様をホストにお迎えしました。
いざ開演！
当日はあいにく雨の降る寒い日でしたが、会場は開演当初から熱気で満ち満ちておりました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
人本経営最新情報レポート
第１部は“人本経営の伝道士” 株式会社シェアードバリュー・コーポレーション 小林代表による「人本経営最新情報」。
ウェルビーイングやパーパス経営、SDGsなどの流行り言葉と「人を大切にする経営」の親和性が高いことを悪用し、それを謳い文句に自社サービスを販売するケースが増えていることを指摘。某コンサルティング会社では”人を大切にする経営を目指す”と標榜しながら成果主義の評価制度を提案しているという有様です。また、某教育研修企業のサイト上に掲載されたコラムでは「人を大切にする経営では、人＝資源なので人件費は可能な限り少ない方が良い」と記載されており、憤慨した小林代表はコラムの編集長に直談判。記事は撤回されました。
小林代表が悪用や誤用を強く指摘する背景には「ニセモノが広まると本物が伝わらない」という危機感があるから。このグッドカンパニークラブも、小林代表の「本物を広めたい」という想いで開催されていることが、第一部のお話から伺うことができました。
ホスト講演
第2部は今回のホスト、株式会社リクルート 山田修二様のコーナー。
クレーム対応という、一般的には避けて通りたい仕事にやりがいを見出し、嬉々として30年間も取り組まれています。「うまくいくクレーム対応は、相手に関心を寄せること。全身で相手の味方になること。」という言葉の通り、カンカンに怒ったお客様も山田さんに対応されると「また山田さんと話したい」と、クレーム対応窓口でまさかのご指名をいただくほどのファンに。お話から、山田さんがいかにやり方ではなくあり方を大事にされていることが伝わってきます。そしてそれはお客様だけでなく部下に対しても同様で、事実、山田さんの率いる課はリクルート内で最も従業員エンゲージメントが高い部署にまで成長されています。「経営者ではなくても人本経営は実践できる」と、実績から得られた知見を余すところなく力強くお伝えいただきました。
同志の人脈を広げる懇親会
最後は会場にて懇親会を開催。GCC東京の共同発起人であるパパラギダイビングスクールの松本社長に乾杯のご発声をいただき、人を大切にする経営をテーマにざっくばらんに語らいました。
GCC東京は毎回参加者の半数ほどが初参加の方ですが、この会の趣旨に賛同される方だけあって帰る頃には初対面とは思えないほどの濃い繋がりとなることがほとんどです。想いで繋がると業界業種を問わず同志となることを改めて感じることができました。
次回は税理士事務所ランニングパートナーズの鈴木 陽介代表をホストにお迎えして開催いたします。正しい経営の在り方をいかに数字に落とし込むのかをお話しいただきます。ぜひお楽しみに！
